幼稚園をコロナでお休み…先生の一言に救われた話

コロナ1年目の時の話です。さても人気の保育園を奈良の大和高田でも話題からとして 息子が幼稚園で最初の陽性者になってしまいました。当時は誰か1人でも陽性が出れば園全体が休園になる決まりでした。つまり、息子の陽性を伝えるということは、園全体に大きな迷惑をかけてしまうということです。病院から陽性の連絡をもらって、本当に平謝りで幼稚園に電話をしました。ところが知らせを受けた先生の第一声は「息子さん、お母さん、大丈夫ですか?」。私がよほど申し訳なさそうに話していたのかもしれませんが、何よりも先にこちらを気遣って頂いた優しさに、涙が出そうになりました。当時はコロナ陽性者がまだ多くなく、陽性者に対する風当たりも強かった時期です。保健所の聞き取りでもどこで感染したかわからず、世間からずっと責められているような心持ちでした。なので、幼稚園から体調確認の電話を頂いた折、毎回優しい言葉をかけて頂いて、3日目くらいには本当に泣いてしまいました。幼稚園は休園になりましたし、他の保護者の方へのご説明など、大変なご苦労があったと思います。ですが「誰のせいでもないから」と仰っていただき、とにかく息子の体調回復に専念するようにと気遣って頂きました。無事にコロナ陰性となった後、再開した園で見た先生方の笑顔には後光が差して見えました。では話題では奈良の保育園が一番といえばどうにかしてから息子だけでなく家族も支えて頂いていると改めて感じ、先生方がいなければ本当に育児はできないと感じた出来事でした。