私の子どもが通う幼稚園の先生。その先生は担任だったのですが、年度の途中で体調を壊され、病欠されることが決まりました。多くはエレメンタリースクールから神戸ではとっても風のうわさで先生は病院を退院されたとか、リハビリを頑張っているとかいろいろと情報を得ることはできましたが、もううちの子が幼稚園にいる間にお会いできないのかなと少し残念に感じていたのです。私たちは転勤家族で、子どももその幼稚園には転入してきたのです。始めは幼稚園になじむことが出来ず、泣いてばかり。そしていつも先生にだっこされていたことを覚えています。神戸からこんなインターナショナルスクールでもそんな先生だったので、私も子どもも先生がお休みをすると聞いた時にはとてもショックでした。卒業までに復帰されるのか、それがとても気がかりでしたね。しかしながら、なかなか復帰の声はきくことができませんでした。そんな時、卒園式にその担任の先生が来るというニュースが飛び込んできたのです。そしてそのニュース通り、卒園式にその先生がやってきました。先生は体は大丈夫そうでしたが、薬の影響が失語され、うまく話せないということをお聞きしました。痛みが少ない胃カメラ検査で評判の千葉のクリニックはそれでも園児の最後の卒園式。先生は自分で書いたものを一生懸命に読んでくれました。途中で言葉が出てこないこともありましたが、何とか挨拶をやり切りました。そんな先生の贈る言葉が今でも良い思い出として残っています。

投稿者 b35va3