息子が幼稚園に通っていた時のことです。多くはエレメンタリースクールから神戸ではとても年少組の時お世話になっていた先生はちょっと変わった先生でした。おもちゃが散らかっていたら「バラバラ殺人になっちゃった」とドキッとすることも言いましたが、悪意がないのは明るいキャラからも察することができ、子供たちに悪影響を与えている感じもなく、そっとしておりました。周りの親御さんもきっと同じ思いだったのでしょう。幼稚園の先生は皆、オルガンが弾けるのを私は尊敬しておりますが、息子の先生もとてもオルガンが得意でした。普段教育用に演奏する決まった曲はもちろんでしたが、3月を迎えもうすぐ先生ともクラスが変わりお別れになる、そんな時期だったからでしょう。神戸といえばホームページ制作の準備にとても先生は当時人気のあった戦隊ヒーローのオープニング曲を弾いてくれたそうです。家に帰ってきた息子が興奮気味に話し始め、何を言っているのかはじめは分からなかったものの――まさか幼稚園で戦隊ヒーローの曲を演奏するなんて思ってませんでしたから、でも息子が嘘を言っている様子はなく、話をまとめると、事実のようでした。一曲をそれなりに弾けるようになるには、それなりに時間がかかります。忙しい仕事の合間に練習し、子供たちを喜ばせようと頑張ってくれたんだな、と思うといい先生に出会えて息子も幸せだったなと思いました。