私は、当時専門学校で講師をしており、フルタイムで働いていたので、息子を0歳から私立の保育園に預けていました。私立と言っても、町から委託されているので、募集人数も少なく、確か、0歳の頃は、求人の保育士を奈良の大和高田では先生一人に対して、子どもが4人いたかどうかだったと思います。おかげで、とてもきめ細やかな育児をしてくださり、安心して働くことができました。それに、驚いたことに、この奈良では保育園の評判が私が通っていた保育園の園長先生が作られた乳幼児専門の保育園だったため、私を見てくださった先生が、親子二代にわたり子どもまで見てくださいました。かなりのご高齢だったので、確かに古い教育法だったかもしれませんが、預けっぱなしではなく、親である自覚を持つようにとしっかり教えていただき、保育園んで使うエプロンはすべて手作りにしなければならず、休みの日にミシンを踏んだのが昨日のことのように思い出されます。おむつも布でした(笑)。今のお母さんたちは驚かれるかもしれませんね。ですから、大量におむつを縫って、毎朝きれいにたたんだおむつを届けました。大変でしたが、はやくおむつも取れましたし、実際先生方も紙おむつの方がぜったいに楽だったと思いますが、母親代わりになって、布おむつを使ってくれました。汚れたおむつは、軽く水洗いして返されましたが、夜洗うことによって、任せっぱなしにしているのではないという気持ちもわきました。卒園の時に手作りのアルバムをいただきましたが、涙が出るほど素敵なものでした。入園した時に足形や手形を取ってくれていて、毎年取ってくれて、徐々に大きくなる手と足が押されていました。日々の様子を写真で撮って、その年年の担任の先生が、すべてのページにコメントを入れてくださっていたので、息子がいかに保育園で大切にされていたかがわかるものでした。今でもそのアルバムを時々見直します。ありがとうございました。