私は50歳を目前としており、奈良で評判の保育園はどこもかしこもとは言えにして今では幼稚園に通っていた頃の想い出はさほど多くありませんし、思い出せたとしてもセピアカラーに色あせたぼんやりさが付きまとってしまうものです。ですが、担任の先生に褒められたこの想い出は、結構事細かく覚えています。まずは、舞台は母の日に向けて、各々のお母さんにプレゼントする「お母さんの似顔絵」を描く授業でした。大阪からレストランウェディングでそこからはここにそして絵は好きなお友達とグループになったりペアになって楽しく行うスタイルでしたので、私は同性の女の子Hちゃんと一緒に描こうねえと言う事になりました。Hちゃんと私が二人で仲良くお母さんの絵を進めて行こうとすると、Hちゃんか私のどちらかが先に、同じクラスの男の子のM君が独りぼっちなのを発見しました。評判の良い内科や歯科医院はどこかといえてはM君の寂し気な姿に、二人して「M君一緒に描こう」と呼び寄せて3人で一緒に描くことにしたのです。その様子を先生が察知するとすぐに「HちゃんとKちゃん(私)、M君を仲間に入れてくれるの。有難う。偉いねえ。」のようなことを優しい笑顔と共に言い、大きく褒めてくれました。当時、Hちゃんも私も先生に褒められたくてしたことでは無かったのは確かであり、至って普通の行いと思っていたと思います。ですが、 大阪でもレストランウェディングはどんなにも先生に大きく褒められて嬉しかったのは事実ですし、当時余程心に響いたのでしょう。あれから45年近く経つ今でも想い起せば、ほんわかした気分になります。これほどまでに時が経っても、冷めないままの幼稚園時代の先生からの嬉しいお褒目の言葉があるってとても幸せです。大和高田で保育士を採用するにはどんなにしてきっと生涯忘れないでいられる事でしょう。勿論、「温かいままで」です。